部長の溺愛に困惑しています。
♪~


するとポケットに入れていたスマホが鳴り画面を見ると、友人の明咲(めいさ)からLINEが来ている。



『ルームメイト皆出掛けたから家来ていいよ』


私はすぐに返事を打ち立ち上がると大きなキャリーバッグと肩掛けバック、

そしてリュックを背負いそこから程近い明咲の家に向った。






「おはよ」


木造建ての一軒家のベルを鳴らすと、部屋着姿の明咲が笑顔で私を出迎えてくれた。




「朝からごめんね…」

「そんな気を使うような仲じゃないでしょ…さ、入って」

「ありがとう…お邪魔します」


家の中に入るとすぐに部屋へ入って大量の荷物を下ろすと、キッチンから明咲が戻って来た。


明咲は私の高校時代からの親友。

都内にも出やすい駅の近くの一軒家に、ルームシェアして暮らしている。
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