部長の溺愛に困惑しています。
ドキドキしているとエレベーターが来て扉が開き、

私は先に乗り込んで部長が中に入ったのを確認した後ボタンを押した。




エレベーターの扉が閉まり下に下がっていく…



本日2回目の2人きりの状態に緊張してしまう…

足と手も小刻みに震え始めた。




ここは25階建てビルの15階。

下に行くまで何か話した方がいいかな…




「あの…今日はありがとうございました!優しく教えて頂いて本当に感謝しています。それに色々とご馳走にもなって…何から何まですみません」


部長がいなかったら今日は散々日だったかもしれない…

体力的には疲れたけれど、いい事もたくさんあったし初日にしては良かった方だよ。






「俺は何もしてないよ。頑張ったのはお前だ…大変な仕事だと思うけどこれから頑張れよ」

「はい!」


どこまでいい人なんだろ…

確かに仕事はきついけど、広瀬部長もいる事だし何とか頑張れそうだな。





ガコン…


エレベーターが途中の階で止まり、ぞろぞろと人が乗り込んで来てせっかく2人きりだったのに中は一気に混み始めた。

人が来たせいで部長は私の方にずれ、私を後ろから抱きしめるみたいな体制に…
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