部長の溺愛に困惑しています。
明咲は見た目も中身もとてもかっこいい女性で、しっかり者だし正義感も強い彼女を私は頼りにしていたし尊敬していた。



ファッションはかなり攻めていて、今もダメージ感強めのジーンズにかっこいいロゴの入ったロングTシャツを着て耳にたくさんのピアスを空けている。


体のラインが細く肌も白い明咲はすごく美人だし、とにかく彼女は私の誇れる友人だ。






「これ良かったら食べて。昨日彼氏に作ってあげた余りなんだけど…コーヒーシフォンだよ」

「ありがとう!お腹空いてたんだ…」


明咲が出してくれた手作りのシフォンケーキにかぶりつき、紅茶も一口飲んだ。





「泊めてあげられなくてごめんね。ここ客人は泊めちゃいけないって契約があってさ」


紅茶を啜りながら明咲は申し訳なさそうに言い、私はすぐに首を横に振る。
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