青い空の憂鬱
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ネービーブルーの時は静かに
君の心へと翼を広げた
君は優しさと温もりを秘めた
深い眠りへ堕ちていく
暗い夜空には雪のような星
君のためひとつ残らず
花びらのように降らせてあげる
君は瞼をそっと閉じた
哀しみも苦しみも
ここには失いから
笑ってごらん
君の細い腕が
僕を抱きしめたら
星を降らそう
君が目覚めるまで
風が夜空へと舞い落ちるとき
君は夢の中の白いルフラン
僕は漂い続ける命にかえても
君を包むよ泣かないで
暗い夜空には雪のような星
僕たちのために儚げに舞う
俯いた瞳は虚ろに見つめた
君は瞼をそっと開いた
また孤独な時間が
君にふりそそぐけど
負けないで欲しい
僕との約束を
数えてごらん
夢はセンチュリー
君へ語りかける
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白い雪に包まれた
冷たくて優しい
朽葉色の空
あなたが淡く吐く
柔らかな吐息は
わたしに微笑み
愛しさを教えてくれた
哀しい音をたてて
消えていく風が寂しくて
ただあなたに宵縋り
見つめていたの
あなたは
冷たくなった
わたしの手を
そっと握って
ポケットに入れた
細くなった目を
もっと細くして
微笑んだあなたは
わたしを幸せ色に染める
小枝にふわり積もった雪に
唇を寄せて息を吹きかけた
一瞬の白い嵐
舞い散る雪の華びら
日だまりにとどまり
眠る切ない風の音
消えてはまた熟まれ来る
儚い雪の夢
白い道に堕ちる
ふたりの足跡に
振り返り…振り返り…
わたしは別れを告げる
今日の…
白い雪に包まれた
冷たくて優しい
朽葉色の空
あなたが淡く吐く
柔らかな吐息は
わたしに微笑み
愛しさを教えてくれた
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君と いた
青い 春の日
暖かな日差しに包まれた
君の ほほを
僕はそっと 撫でた
熱く溢れる君への思いは
息苦しく
狂おしく
甘く切ない
この胸を焦がす嵐
歩き慣れた
小道に咲く花に微笑み
戸惑いながら
恥らいながら
君は僕と手をつないだ
君の小さな肩が触れるたび
容も無く燃え上がる僕の思いは
朱く揺らぎ高鳴り続ける
君と いた
青い 春の日
とぎれとぎれにまじわる吐息
君の かおりを
風は運び ときめく
熱くこみ上げる君への気持ちは
やるせなく
愛おしく
抑えられない
この胸を焦がす嵐
歩き慣れた
川のほとり囀る小鳥たち
君がいてくれたら
何もいらない
何だって乗り越えられる
「もう少し歩こうか…」僕にうなずいた
君の長いまつ毛が光に滲んで
思わず抱きしめたくなる
君と いた
青い 春の日
暖かな日差しに包まれた
君の ほほを
僕はそっと 撫でた
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