⑦オオカミさんと。溺れる愛の行く先に【番外編も完結】
当社史上最年少の常務、大神秋人。
彼の事ならよく知っている。
経営に意欲を持った野心家で、将来のCEOに最も近いと噂される辣腕役員。
仕事への野心もさることながら、見目も麗しく、2016社内イケメンランキング(?)では1位に輝いて女子社員の人気も高い。
それを良いことにアッチの方も相当派手で、夜毎ごとに相手を代えて、抱いた女は数知れず、公私ともどもバカバカしいほど精力的な男であるとの噂。
それが今、男友達とチョー下劣な猥談を交わして大笑いしている…
(…奥さんがな…あんなコトまで…)
(ヤ~メ~ロ~…)
そういえば彼、確か4年ほど前に私の同期のサえない女と結婚し、一時騒然となったんだ。
私もあの時は、入社式の写真を引っ張り出して、どいつなんだと確かめた。
思い出した、確か名前は『赤野燈子』
同期の中ではイジられゆるキャラで、記念写真撮影で、後ろの男にヘン顔にされてしまった、マヌケな女だ。
一段後ろでキメていた私、こいつ絶対オトコ出来ないな~、と鼻で笑ったものだった。
彼の事ならよく知っている。
経営に意欲を持った野心家で、将来のCEOに最も近いと噂される辣腕役員。
仕事への野心もさることながら、見目も麗しく、2016社内イケメンランキング(?)では1位に輝いて女子社員の人気も高い。
それを良いことにアッチの方も相当派手で、夜毎ごとに相手を代えて、抱いた女は数知れず、公私ともどもバカバカしいほど精力的な男であるとの噂。
それが今、男友達とチョー下劣な猥談を交わして大笑いしている…
(…奥さんがな…あんなコトまで…)
(ヤ~メ~ロ~…)
そういえば彼、確か4年ほど前に私の同期のサえない女と結婚し、一時騒然となったんだ。
私もあの時は、入社式の写真を引っ張り出して、どいつなんだと確かめた。
思い出した、確か名前は『赤野燈子』
同期の中ではイジられゆるキャラで、記念写真撮影で、後ろの男にヘン顔にされてしまった、マヌケな女だ。
一段後ろでキメていた私、こいつ絶対オトコ出来ないな~、と鼻で笑ったものだった。