⑦オオカミさんと。溺れる愛の行く先に【番外編も完結】
第5話 女王蜂と餓狼
後日___
私。板倉愛美は、いよいよ実践アプローチに移ることにした。
さっきの大神常務からの内線電話、
『あの~、蛍光灯が切れたんだけど』
に、庶務3課内は俄に色めき立った。
私は、並みいる後輩女子どもを押し退けて、いち早くお役目をゲットした。
普通、自然に役員のカレと接触する機会などまずない。
降って沸いたこのチャンス、逃すわけにはいかない。
セクシャルな私服に作業服を羽織った姿で、蛍光灯を右小脇に、折り畳み梯子を左肩に、ドアを2回ノックする。
「スイマッセーン、蛍光灯の取り替えに参りましたあ」
中に入れば、幸い彼は一人きり。
「ああ…頼むよ。そこな」
執務机に向かったままの大神常務は、斜め右上を示唆した。
私はわざと彼の目に入りやすい位置に、折り畳み梯子を設置する。
さあ、とくと御覧なさい。
「えいっ♥」
可愛げな掛け声にブリッコポーズ、マイクロミニ・タイトで思いっきり美脚を振り上げ、足を掛けた。
「………」
彼は書類に目を向けたまま。何やら集中している模様。
ぶ、侮辱だわっ。
この私のセクシーショットを見過ごすつもり?
私。板倉愛美は、いよいよ実践アプローチに移ることにした。
さっきの大神常務からの内線電話、
『あの~、蛍光灯が切れたんだけど』
に、庶務3課内は俄に色めき立った。
私は、並みいる後輩女子どもを押し退けて、いち早くお役目をゲットした。
普通、自然に役員のカレと接触する機会などまずない。
降って沸いたこのチャンス、逃すわけにはいかない。
セクシャルな私服に作業服を羽織った姿で、蛍光灯を右小脇に、折り畳み梯子を左肩に、ドアを2回ノックする。
「スイマッセーン、蛍光灯の取り替えに参りましたあ」
中に入れば、幸い彼は一人きり。
「ああ…頼むよ。そこな」
執務机に向かったままの大神常務は、斜め右上を示唆した。
私はわざと彼の目に入りやすい位置に、折り畳み梯子を設置する。
さあ、とくと御覧なさい。
「えいっ♥」
可愛げな掛け声にブリッコポーズ、マイクロミニ・タイトで思いっきり美脚を振り上げ、足を掛けた。
「………」
彼は書類に目を向けたまま。何やら集中している模様。
ぶ、侮辱だわっ。
この私のセクシーショットを見過ごすつもり?