⑦オオカミさんと。溺れる愛の行く先に【番外編も完結】
危険だ。
彼女からは、他の女性逹とは違う何かを感じる。
そう、目的の為にあらゆる手段を用い、自分の思う方向に強引にでも持っていこうとすふ、俺自身と似た何かを。
あれは確かに “獲物を狩る” 目だ。
元々、本能にほんの少しだけ正直な俺が、ここにきて、奥さんのニンシンからの超控え目寸止め生活が続く昨今。
俺は、彼女との約束どおり、己のテイソーを守りきる事が出来るのだろうか。
その上今、俺はさらに重大な危機に直面しつつある。
だってよお……
正月過ぎたら、燈子は___
2ヶ月も実家に帰ってしまうんだ!
だからこそ、この散歩タイムはより重みを増している。
最初は恥ずかしかった周囲からのイタい視線も、今ではスッカリ麻痺してしまい、全く気にならない。
……。
「ホラ見ててね。いきますよ?…せーのっ!ヒッ…」
目を白黒させながら、精一杯息を吸い込んだ彼女を、俺はしみじみと見下ろした。
彼女からは、他の女性逹とは違う何かを感じる。
そう、目的の為にあらゆる手段を用い、自分の思う方向に強引にでも持っていこうとすふ、俺自身と似た何かを。
あれは確かに “獲物を狩る” 目だ。
元々、本能にほんの少しだけ正直な俺が、ここにきて、奥さんのニンシンからの超控え目寸止め生活が続く昨今。
俺は、彼女との約束どおり、己のテイソーを守りきる事が出来るのだろうか。
その上今、俺はさらに重大な危機に直面しつつある。
だってよお……
正月過ぎたら、燈子は___
2ヶ月も実家に帰ってしまうんだ!
だからこそ、この散歩タイムはより重みを増している。
最初は恥ずかしかった周囲からのイタい視線も、今ではスッカリ麻痺してしまい、全く気にならない。
……。
「ホラ見ててね。いきますよ?…せーのっ!ヒッ…」
目を白黒させながら、精一杯息を吸い込んだ彼女を、俺はしみじみと見下ろした。