⑦オオカミさんと。溺れる愛の行く先に【番外編も完結】
座りなさいと、示したソファには座らずに、彼女は俺の傍らに立った。
項(うなじ)から、フワリとプワゾンの甘い香りが官能を擽った。
「私にお話って?…常務から先にどうぞ」
「ああ、君と……もう少し仲良くなりたいと思ってね」
俺は彼女に向き直り、甘い笑顔で微笑みかけた。
「大神常務…」
彼女は頬を赤く染め、恥ずかしそうに俯いた。
「実は私も……常務のことをっ⁉」
「待ちなさい、女性に言わせるコトじゃない」
クイッと愛美の顔を上げる。
黒く縁取られた瞳の奧を見つめると、トロリと目蓋が下がってくる。
「魅力的なヒトだ……顔も身体のラインも…とても美しい。
それだけじゃない。君は実に頭がいいし、行動的……こんな女性は初めてだ」
「あ…」
彼女の両の肩を押さえ、ストンとソファに沈めた。
触れあった部分から、鼓動が、体温が直に伝わった。
「君はそう…俺によく似ている」
徐々に顔を近づける。互いの吐息が熱を帯び、本能が頭をもたげ始める。
彼女がゆっくりと瞳を閉じた___
項(うなじ)から、フワリとプワゾンの甘い香りが官能を擽った。
「私にお話って?…常務から先にどうぞ」
「ああ、君と……もう少し仲良くなりたいと思ってね」
俺は彼女に向き直り、甘い笑顔で微笑みかけた。
「大神常務…」
彼女は頬を赤く染め、恥ずかしそうに俯いた。
「実は私も……常務のことをっ⁉」
「待ちなさい、女性に言わせるコトじゃない」
クイッと愛美の顔を上げる。
黒く縁取られた瞳の奧を見つめると、トロリと目蓋が下がってくる。
「魅力的なヒトだ……顔も身体のラインも…とても美しい。
それだけじゃない。君は実に頭がいいし、行動的……こんな女性は初めてだ」
「あ…」
彼女の両の肩を押さえ、ストンとソファに沈めた。
触れあった部分から、鼓動が、体温が直に伝わった。
「君はそう…俺によく似ている」
徐々に顔を近づける。互いの吐息が熱を帯び、本能が頭をもたげ始める。
彼女がゆっくりと瞳を閉じた___