⑦オオカミさんと。溺れる愛の行く先に【番外編も完結】
「…ねえ、大神さん…
私の本性を知った上で、あんな風に言ってくれた人って…初めてだったんだ。
ほらぁ『本当の相手に尽せ』って……」
「……そ、そうだっけ」
反復するな。
恥ずかしくて死にそうになる。
「あれから私ね、ずっと考えてたの…私の本当の相手。私を分かってくれる誰か」
彼女は、キラキラと輝く瞳で俺を見つめた。
「そう、アナタだって気付いたの」
「い、イヤ違うだろ…絶対」
彼女は目をキラキラさせたまま、タジタジと後ずさりした俺の方へ一歩迫った。
「私ね、結構尽くすタイプなの。
2番目でも、家庭持ちでも構わない。バレないようにもちゃんとする。
だから、ね?
今、フラストレーション溜まってるんでしょ?」
「ななな…何を言って…イルノ?」
確かに欲求不満はマックスだ。
後ずさりながらも、頭は小狡く計算している。
確かにさあ…バレなきゃ良くね?
一瞬差した魔。
指先まで美しく整えられた艶かしい白い腕が、悪魔のように甘美に誘い、ついフラりと引き寄せられる。
我が意を得たりと、彼女が妖しく微笑んだ。
肩に彼女の腕がかかった。
私の本性を知った上で、あんな風に言ってくれた人って…初めてだったんだ。
ほらぁ『本当の相手に尽せ』って……」
「……そ、そうだっけ」
反復するな。
恥ずかしくて死にそうになる。
「あれから私ね、ずっと考えてたの…私の本当の相手。私を分かってくれる誰か」
彼女は、キラキラと輝く瞳で俺を見つめた。
「そう、アナタだって気付いたの」
「い、イヤ違うだろ…絶対」
彼女は目をキラキラさせたまま、タジタジと後ずさりした俺の方へ一歩迫った。
「私ね、結構尽くすタイプなの。
2番目でも、家庭持ちでも構わない。バレないようにもちゃんとする。
だから、ね?
今、フラストレーション溜まってるんでしょ?」
「ななな…何を言って…イルノ?」
確かに欲求不満はマックスだ。
後ずさりながらも、頭は小狡く計算している。
確かにさあ…バレなきゃ良くね?
一瞬差した魔。
指先まで美しく整えられた艶かしい白い腕が、悪魔のように甘美に誘い、ついフラりと引き寄せられる。
我が意を得たりと、彼女が妖しく微笑んだ。
肩に彼女の腕がかかった。