⑦オオカミさんと。溺れる愛の行く先に【番外編も完結】
「へ?」
「正直、最初はめっちゃヒいたけどね。
後になって何だか2人だけのセカイがあるってのは…いいなって思ったんだ。
何より君が、とっても嬉しそうだったから。
俺も……あんな顔、彼女にさせたいなって」
「そ、そうですかぁ、何だか恥ずかしいな」
2人でエレベーターに乗り、和気藹々と談笑しているうちに、自宅前に着いた。
「しっかしさ。やっぱりスゴいよ、トーコちゃんは。
いくら結婚したとはいえ、あの大神が1人の女で満足にするなんて前代未聞…ん?」
カチャリと開けた玄関先に、エナメルのハイヒールが乱雑に転がっている。
「……トーコちゃんの?コレ」
ブンブンと首を横に振る。
2人は目を見合わせた。
と、その瞬間。
ガタンっ‼
奥の方から、大きな物音が聞こえた。
2人はコクリと頷き合うと、奥の部屋へと急ぐのだった……
「正直、最初はめっちゃヒいたけどね。
後になって何だか2人だけのセカイがあるってのは…いいなって思ったんだ。
何より君が、とっても嬉しそうだったから。
俺も……あんな顔、彼女にさせたいなって」
「そ、そうですかぁ、何だか恥ずかしいな」
2人でエレベーターに乗り、和気藹々と談笑しているうちに、自宅前に着いた。
「しっかしさ。やっぱりスゴいよ、トーコちゃんは。
いくら結婚したとはいえ、あの大神が1人の女で満足にするなんて前代未聞…ん?」
カチャリと開けた玄関先に、エナメルのハイヒールが乱雑に転がっている。
「……トーコちゃんの?コレ」
ブンブンと首を横に振る。
2人は目を見合わせた。
と、その瞬間。
ガタンっ‼
奥の方から、大きな物音が聞こえた。
2人はコクリと頷き合うと、奥の部屋へと急ぐのだった……