⑦オオカミさんと。溺れる愛の行く先に【番外編も完結】
勝ち誇った笑いの下で、片方の手が唇をなぞった。
「ね、貴方の望みを…叶えてあげるわ、赤野燈子に言わないわ。
何でもしたげる…だから…」
彼女の指が、ネットリと下腹を撫でる。
「フフっ、よく回るお口でモットモなこと言っても身体は正直ね…もうこんなに…」
「や、やめろ…」
健全なだけだ。
「偉そうにね、どいつも皆最初は言うの…
いやってほど聞いたわ。
『家族が一番』『オシドリ夫婦』
嘘ばっかり!
私がちょっとツツいたら、みんな壊れちゃうくせに。貴方も…ね」
形勢は一挙に逆転した。
俺は彼女を見上げて懇願する。
「…壊れやすいからこそ、当人逹には貴重なものなんだ。今の俺もそうだ。
頼むから、帰ってくれないか」
「ダーメ。身体にキッチリ聞いてあげる。さあ、イザめくるめく、官能のセカイへ‼」
「い、イヤん‼そこはダメっ」
助けて、女にオソわれる‼
上位からのキスを避けると、彼女は頬に唇を押し付けた。
「ね、貴方の望みを…叶えてあげるわ、赤野燈子に言わないわ。
何でもしたげる…だから…」
彼女の指が、ネットリと下腹を撫でる。
「フフっ、よく回るお口でモットモなこと言っても身体は正直ね…もうこんなに…」
「や、やめろ…」
健全なだけだ。
「偉そうにね、どいつも皆最初は言うの…
いやってほど聞いたわ。
『家族が一番』『オシドリ夫婦』
嘘ばっかり!
私がちょっとツツいたら、みんな壊れちゃうくせに。貴方も…ね」
形勢は一挙に逆転した。
俺は彼女を見上げて懇願する。
「…壊れやすいからこそ、当人逹には貴重なものなんだ。今の俺もそうだ。
頼むから、帰ってくれないか」
「ダーメ。身体にキッチリ聞いてあげる。さあ、イザめくるめく、官能のセカイへ‼」
「い、イヤん‼そこはダメっ」
助けて、女にオソわれる‼
上位からのキスを避けると、彼女は頬に唇を押し付けた。