⑦オオカミさんと。溺れる愛の行く先に【番外編も完結】
「どうしたフユキ。まだ起きてたのか」
俺の帰宅時間は夜10時。
いつもならとっくに眠っているはずだが……
抱き上げようとした俺の手からサッと逃げると、フユキは奥を指差しながら言った。
「オトモダチ、来てるノ」
「オ、トモダチぃ~~⁉こんな時間にか」
フユキはニッコリ頷くと、俺の手をグイッと引っ張った。
「ハヤクッ」
かろうじて靴を脱ぎ捨てて、手を引かれるままに俺は、リビングルームに向かった。
全く誰だ、こんな夜遅くに……
マサカ男じゃねぇだろうな。
リビングのドアは少し開いて、隙間から明かりが漏れている。
おかしい…
いつもなら1人でも騒がしいトーコが、トモダチがいるというのに、話し声さえ聞こえてこない。
「ま、待て、フユキ…」
そんな俺の胸騒ぎを汲み取るはずもなく、フユキは天真爛漫にドアを開け放った。
「かあさん、オネエサン。
とうさん、かえってきた~~‼」
ムスコの後ろに立っていた俺は____
絶句した。
俺の帰宅時間は夜10時。
いつもならとっくに眠っているはずだが……
抱き上げようとした俺の手からサッと逃げると、フユキは奥を指差しながら言った。
「オトモダチ、来てるノ」
「オ、トモダチぃ~~⁉こんな時間にか」
フユキはニッコリ頷くと、俺の手をグイッと引っ張った。
「ハヤクッ」
かろうじて靴を脱ぎ捨てて、手を引かれるままに俺は、リビングルームに向かった。
全く誰だ、こんな夜遅くに……
マサカ男じゃねぇだろうな。
リビングのドアは少し開いて、隙間から明かりが漏れている。
おかしい…
いつもなら1人でも騒がしいトーコが、トモダチがいるというのに、話し声さえ聞こえてこない。
「ま、待て、フユキ…」
そんな俺の胸騒ぎを汲み取るはずもなく、フユキは天真爛漫にドアを開け放った。
「かあさん、オネエサン。
とうさん、かえってきた~~‼」
ムスコの後ろに立っていた俺は____
絶句した。