⑦オオカミさんと。溺れる愛の行く先に【番外編も完結】
夕食。
「ハイ、あーんして?」
スプーンを口元に寄せてくるマツコ。
「それ…私が作ったんですけどね~」
トーコがそれを横目に睨む。
ここ1週間、
あの淡白なトーコが、マツコに意外な対抗意識を燃やしている。
「ダンナサマに気安く触らないでっ!」
「イイじゃないの、減るもんじゃなし…」
「お姉ちゃん、ボクにもあーん♥」
2人の女が俺を取り合う、ある意味ハーレム状態。
何だか嬉しい気もするが……
胃が痛むことこの上ない。
結局晩飯を半分残し、フラフラとバスルームに向かう。
先日、
『ご一緒するワ♥』
と女が入って来たため、内側からシッカリ鍵をかける。
顔から熱いシャワーを浴びながら、我が身を呪う日々。
俺、何か悪いコトしたか?
まあちょっとはしたかも知れないが。
聞くところでは幕末の幕臣、勝海舟は奥さんと愛人3人を同居させてたらしい。
若い頃それを知った時には
『オェェ、羨ましいゼ』
と思っていたが、
俺のか細い神経じゃあ、そんなのは絶対に無理だ……
そして就寝。
「え~~、今日も私がフユちゃんとぉ~~?」
「さっさと行けっ」
「オネーサン、いこっ♪」
フユキに手を引かれ、マツコは渋々子供部屋へと向かう。
「ハイ、あーんして?」
スプーンを口元に寄せてくるマツコ。
「それ…私が作ったんですけどね~」
トーコがそれを横目に睨む。
ここ1週間、
あの淡白なトーコが、マツコに意外な対抗意識を燃やしている。
「ダンナサマに気安く触らないでっ!」
「イイじゃないの、減るもんじゃなし…」
「お姉ちゃん、ボクにもあーん♥」
2人の女が俺を取り合う、ある意味ハーレム状態。
何だか嬉しい気もするが……
胃が痛むことこの上ない。
結局晩飯を半分残し、フラフラとバスルームに向かう。
先日、
『ご一緒するワ♥』
と女が入って来たため、内側からシッカリ鍵をかける。
顔から熱いシャワーを浴びながら、我が身を呪う日々。
俺、何か悪いコトしたか?
まあちょっとはしたかも知れないが。
聞くところでは幕末の幕臣、勝海舟は奥さんと愛人3人を同居させてたらしい。
若い頃それを知った時には
『オェェ、羨ましいゼ』
と思っていたが、
俺のか細い神経じゃあ、そんなのは絶対に無理だ……
そして就寝。
「え~~、今日も私がフユちゃんとぉ~~?」
「さっさと行けっ」
「オネーサン、いこっ♪」
フユキに手を引かれ、マツコは渋々子供部屋へと向かう。