いつかこの恋を笑顔で話せるその日まで。
恋愛(純愛)
0
鳳 メイ/著
- 作品番号
- 1318657
- 最終更新
- 2016/04/02
- 総文字数
- 0
- ページ数
- 0ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 0
- いいね数
- 0
《第二章》
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めまして。
私は主人公の心の中にいる妖怪
「flower」です。
このお話しは、私が中にいる華ちゃんのあるひとつの恋を描いたお話しです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
~6年前~
小学2年生。
この頃の華はいつもニコニコしていて男女共に仲が良く、気が付けば周りには友達が集まっていた。
そんな華には最近、気になる子がいた。
津浪 昇(のぼる)
昇は野球チームに入っていて、華と同じように男女関係なく仲が良かった。
そんな華と昇は、1年生の時のクラスが同じで席替えをする度に隣の席になっていた。
2年生になった今でも、席が隣になのは変わらなかった。
最初は話す事もなかった2人だったが、話すようになってからは徐々にお互いを信頼するようになっていた。
そんな昇に華は恋をした。
華はこの気持ちをどうにか伝えようと、手紙を書いた。
==================
昇くんへ
いきなり手紙なんて書いてごめんね。
昇くんにこの気持ちを伝えようと、手紙を書きました。
私は昇くんが好きです。
華より
==================
これが、当時小学2年生の精一杯考えて書いたラブレターだった。
次の日。
華は昨日書いた手紙をランドセルに入れ、いつも通り学校に行った。
その日の授業はいつもより長く感じた。
放課後。
教室には華と昇の2人だけだった。
華は震える手に手紙を持ち、震える声で昇に自分の思いを伝えた。
「…これ。受け取ってくれる?」
少し間を開けてから、
「…うん、ありがとう。」
華は手紙を渡した瞬間、教室から飛び出してしまった。
次の日の朝。
華は昨日の事が気になって落ち着かなかったので、いつもよりも早く学校に向かった。
いつもより早く出てきたのに教室には誰かの姿があった。
昇くんだ…。
華はドアの前で深呼吸をし、覚悟を決めて教室に入って行った。
「昇くん、おはよー。」
「あっ。華…おはよう。」
華が自分の席に着いたのと同時に昇が華に向かって、
「…昨日の手紙の事なんだけどさぁ、
俺、華の事前から好きだったんだ。」
華はその言葉に耳を疑った。
「…え。」
「俺、1年の時からずっと好きだった。」
それは、昇からの意外な告白だった。
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初めまして。
私は主人公の心の中にいる妖怪
「flower」です。
このお話しは、私が中にいる華ちゃんのあるひとつの恋を描いたお話しです。
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~6年前~
小学2年生。
この頃の華はいつもニコニコしていて男女共に仲が良く、気が付けば周りには友達が集まっていた。
そんな華には最近、気になる子がいた。
津浪 昇(のぼる)
昇は野球チームに入っていて、華と同じように男女関係なく仲が良かった。
そんな華と昇は、1年生の時のクラスが同じで席替えをする度に隣の席になっていた。
2年生になった今でも、席が隣になのは変わらなかった。
最初は話す事もなかった2人だったが、話すようになってからは徐々にお互いを信頼するようになっていた。
そんな昇に華は恋をした。
華はこの気持ちをどうにか伝えようと、手紙を書いた。
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昇くんへ
いきなり手紙なんて書いてごめんね。
昇くんにこの気持ちを伝えようと、手紙を書きました。
私は昇くんが好きです。
華より
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これが、当時小学2年生の精一杯考えて書いたラブレターだった。
次の日。
華は昨日書いた手紙をランドセルに入れ、いつも通り学校に行った。
その日の授業はいつもより長く感じた。
放課後。
教室には華と昇の2人だけだった。
華は震える手に手紙を持ち、震える声で昇に自分の思いを伝えた。
「…これ。受け取ってくれる?」
少し間を開けてから、
「…うん、ありがとう。」
華は手紙を渡した瞬間、教室から飛び出してしまった。
次の日の朝。
華は昨日の事が気になって落ち着かなかったので、いつもよりも早く学校に向かった。
いつもより早く出てきたのに教室には誰かの姿があった。
昇くんだ…。
華はドアの前で深呼吸をし、覚悟を決めて教室に入って行った。
「昇くん、おはよー。」
「あっ。華…おはよう。」
華が自分の席に着いたのと同時に昇が華に向かって、
「…昨日の手紙の事なんだけどさぁ、
俺、華の事前から好きだったんだ。」
華はその言葉に耳を疑った。
「…え。」
「俺、1年の時からずっと好きだった。」
それは、昇からの意外な告白だった。
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