隣にいたくて
あんな父に頼っていいのか…
父が稼いだお金でもないのに…
ほんとにいいのかな…

「おーい美祐?親父さんなんて?」

力が抜けそのまま地面に座り込んでいた
あたしを心配そうにのぞきこむ祐也

「宝くじで500万あたったんだって…だからキャバクラ行く必要なくなった…」


「な!?え!?それまじかよ!すげぇじゃん!よかった!ほんとよかった」

「うん…でもさいいのかな、あんな人に頼って…あの人が稼いだお金でもないのに…」


「美祐…」

祐也はあたしがそういうと
しばらく黙りこんでから

「いいんじゃね?」
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