隣にいたくて

と答えた。

「どうして?なんでいいの?」

理由が知りたくて祐也の服の袖を引っ張ると
こっちをむいてニコッと笑う祐也

「もし、美祐がそのお金をつかうの間違ってるって思うんだったらちゃんと学校卒業して仕事についてそのぶんのお金をかえせばいい…」

「仕事に…?」

「そう…今まだキャバクラを続けてお金払うよりもそっちのほうがましだよ、これ以上美祐が辛い思いをすることはないからさ」

「祐也…」

「ほら!じゃあさっそく言いに行くぞ!」

「うん…ありがと」

そういって差し出してくれた
祐也の手を掴み街へと歩き出した

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