隣にいたくて

「はっ、しまった。ちょっとあんたらあたしらもいくよ!」

あたしの声におなじくぼけーっとみていた
つれたちも気づいたみたいで、

「や、やばくない!?かっこよすぎる!あたしまじで惚れちゃった」


「うちらの理想の王子様ついにあらわれたじゃん!」

そーいって彼の周りに駆け寄る

「な、なんて名前なですか!?」
「あの、タオルどうぞ!」
「メアド交換とかむりでしょうか??」

彼に近づくとすでに
連絡先の交換から
別の人に持ってきたであろうタオルを
渡そうとする奴までことこどく
質問攻めにあっていた。
< 114 / 250 >

この作品をシェア

pagetop