隣にいたくて
「はっ、しまった。ちょっとあんたらあたしらもいくよ!」
あたしの声におなじくぼけーっとみていた
つれたちも気づいたみたいで、
「や、やばくない!?かっこよすぎる!あたしまじで惚れちゃった」
「うちらの理想の王子様ついにあらわれたじゃん!」
そーいって彼の周りに駆け寄る
「な、なんて名前なですか!?」
「あの、タオルどうぞ!」
「メアド交換とかむりでしょうか??」
彼に近づくとすでに
連絡先の交換から
別の人に持ってきたであろうタオルを
渡そうとする奴までことこどく
質問攻めにあっていた。