隣にいたくて

二人とも一緒に住んでいた時よりも
少し背が伸びて顔も綺麗に
成長していた。


でもその反面
どこか何を見ているか分からない
目をしていて、
今までの苦しさがにじみ出ていた

っ…

「亜美、来美…」

すぐに二人の目の前までいき
もう一度そうつぶやくと

「お姉ちゃんっ…」

目に涙をためた状態で
あたしの名前をよんでくれた

でもその声は少しばかり震えていて
私に対する恐怖心がふくまれているのが
見て取れた
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