隣にいたくて

ここち来たのは来美たちの話を聞くためだ、
なのにこんなところで嘘ついてる場合
じゃない

よし…

「来美?亜美?」

「ん?なに?」

「なに、」

「その、あのさお姉ちゃんが出て行ってから何があったか詳しく教えてくれる?
まだその話よく聞いてなかったからさ…」

私がそういうと二人ともうつむいて
小さく頷く

「来美から説明してもらっていい、」

なにかを思い出したのか
さっきの元気はまったく残ってなく
逆にとても苦しそうな顔で
話し始めた
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