隣にいたくて

一瞬、にやりと笑うと
そのまま私めがけて灰皿を振り下ろす

ダメだ…当たる

覚悟を決めて、目を閉じようとすると…

ガン

「くっ!」

"ドサっ"

突然目の前の母が後ろに倒れた

「え、…」

なにが…状況が理解できずに
周りを見回すと…

頭から血を流し、膝をつく
金髪の姿が…

「ゆ、う、や…?」
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