隣にいたくて
緊張で震える足を動かして
治療室の前に座っている
おばさんに声をかける
「おばさん、あの今回のこと本当に、本当にすいませんでした」
まだ泣いていたのであろう
真っ赤に腫れたおばさんの眼を見て
そして私を睨んでいる愛ちゃんの眼を見て
深く頭を下げた
「美祐ちゃん…頭上げてちょうだい、
どうして貴方があやまるのよ?行動したのはこの子よ…だから貴方はなにも悪くない、お願い自分を責めないであげて祐也はそんなに脆くないわよ!!必ず、絶対大丈夫だから!ね?信じましょ」
そういって頭を上げた私に
にっこりと微笑みかけてくれた