隣にいたくて


「なきたいのは、こっちだよ」

途絶えかけた意識を必死に戻そうと
おきあがる

「っ…」

全身に走る痛みと蹴られてできた痣
それを必死に濡れた制服で隠し
ロッカーからもってきておいた
ジャージに着替える

よかった…念の為に入れといて

ジャージに着替え終わると
まだ痛む体をおこし病院へ向かう

祐也に会いに行かなきゃ…

今私を動かすのは祐也の存在だけだから…





< 176 / 250 >

この作品をシェア

pagetop