隣にいたくて
「?」
「祐也…」
「えっと、美祐…ちゃん?だっけ」
「うん…美祐でいい」
(美祐ちゃん私は席外すからあとは好きに話してね…)
私の耳元まで来てそういうと
おばさんは病室から席を外した
祐也が記憶を無くしてから
初めて二人っきりになる
「あのさ、祐也?ほんとに私のことになにも覚えてないの?」
「あぁ、ごめん‥君って俺のなんだったのか教えてもらってもいい?」
「っ…言わない、自分で思い出してほしいの」
「えっ、あぁ‥そっか、わかった」