隣にいたくて

真ん中においてあるダイニングテーブルには
もうみんな集まっていた

「いただきます」

いつもどうりご飯を食べて
家を出ようすると来美に呼び止められる

「おねいちゃん?最近元気ないけど大丈夫?顔色も良くないし体もだるそうよ?ご飯だって全然食べてないし、それに祐也君のことだったら頼りないかもだけど聞くよ…?」
ほんと、来美はこの家に
きてからかわったなぁ

最初は全然笑わなかったのに
今ではすごく笑うようになったし
家事もほとんどやってくれる

それに何より私達のことを
とてもしっかりみている

「大丈夫よ!ちょっと疲れてるだけかな…祐也のことはきっとすぐもどるってお医者さんも言ってたし心配いらない!ありがとう、じゃあ行ってきます」
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