隣にいたくて

ガチャ…

しばらくすると祐也は屋上からでていき
その広いアスファルトの上に華だけが
独り座っていた

トントントン

祐也が‥華に‥

いても立ってもいられなくなり
気づいたら私は華の元へと
降りて行っていた

「美祐…!?」

「ごめん、盗み聞きするわけじゃなかったんだけど…祐也と付きあうことになったのって本当なの…?」

記憶を失くしてるとはいえ
こんな簡単に華に乗り換えられるなんて
あまりにもショックで、
つい涙が溢れそうになる
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