隣にいたくて


まだ行って欲しくない
そんなことを思いながら救急箱を
片付けていると…


「いやっまだいいや、もうちょっといる」

そういってちょっと照れくさそうに
私の方を見た…

「え、大丈夫なの?」

「おう、それになんだか俺美祐ちゃんのそばにいるとなんていうか、その落ち着くっていうか…安心できるんだよね」

なんでだろね?
なんて私の方をみながら首を傾げるから
つい反動で抱きしめたくなる

そんな無邪気な笑顔‥反則だよ

思い出したんじゃないかって
期待しちゃう…

「っ…なにいってるのよ、もう期待させて…」
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