隣にいたくて

凄く気になって悪いと思いつつも
後をつけてしまった


"屋上…?"

華は迷うこともなく人目のつかない
屋上まで祐也を連れて行った

(なんだろう‥)

またなにか起こらないか、
不安でいっぱいの胸を落ち着かせるため
深く深呼吸する

屋上に入った二人を
ドアの隙間からそっと覗いて様子を伺う

「華‥おれはもう無理だって言ったろ?」

「別れてっていわれても私はまだ、気持ちが消えない‥あんな振られ方へんだよ。」

「だから、!たとえ記憶を失う前に付き合ってたとしても、正直今のお前を好きと見れないって言ってるだろ?
そんな気持ちで付き合ってたら、おまえにもすごくわりーよ」
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