隣にいたくて


号泣しながら髪を振り乱し
思いをぶつけてくる華

そこに、ずっと口を閉ざしていた
祐也が突然口を開いた

「華それは違う、美祐は恵まれてなんかいない、
自分で自分のみちを掴みとってきただけだ
勉強も、家族も、そして俺もだ‥
なんでも一直線に向き合ってくるこいつに
俺の心は動かされたんだよ、!」

「ゆうっや‥?」

今‥俺も心動かされたって‥

それってそれって‥

まさか!
うそっ‥うそでしょ!?

記憶が、もとにもどってる‥の?

「美祐‥ただいま」

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