隣にいたくて

そういって屋上のフェンスの方へ走っていく
なんだ、嫌な予感がする‥
それに最後にって‥

「華!?‥」

美祐もそれに気づいたのか
上ずった声を上げて
そのまま華を追いかける

"っまさか"

嫌な予感は的中…

「こないでっ!!
もう、おしまいなの‥全てがおしまい、
祐也も手に入らないし
美祐にも酷いことして‥

それに..あたしは、顔も可愛くないし‥
勉強も特別できるわけじゃない、運動もできないしなにもうまく行かない!

こんな人生もう嫌よ
もともとこの後飛び降りる予定だった
もう死にたいのっ」
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