隣にいたくて
でも‥
さすがに一人の力で持ち上げることは
できず、手を握ったまま屋上に
宙ぶらりんになる美祐
俺は上で必死にフェンスをもって
美祐を支え続ける
「っくぅ、華ぁ起きろ!早く助けろ、華ぁ!おい!」
「祐也ぁ、もう無理だよっ離して、このままじゃ祐也も道連れになっちゃうっ」
「誰が離すかよっ、頑張れば助かるんだっ
やっと戻ったんだっこんなの、こんなところでお前を離してたまるかよ」
「祐也‥」
「きゃー!屋上に誰かぶら下がってる!」
美祐の姿に気づいた下の生徒達が悲鳴を
上げ始める
早くっ早く助けをっ
ポタポタ