隣にいたくて

「やーーぁあ、美祐ぅーーー」

「離すなぁぁあっーーー」


"ありがと"


「っ…」

バン!

屋上の扉が開き助けに来た
先生達が近づいてくる…

でもっ

そこに美祐の姿はなく、
はるか下に水たまりほどの血を流して
横たわっていた

あいつが手を話した時
一瞬時が止まったんじゃないかって思った。

叫びにならない声と
落下していく美祐の姿
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