隣にいたくて

それを、それを全て壊したのは
あたし‥

あたしを守って落ちた美祐
"生きて償ってよ!"
さっきのその言葉が頭をよぎる

「くっ‥償うから償うからだから死んだらだめぇ」

狂ったように泣いた
救急車に載せられ病院に運ばれていく
美祐をみながら

狂ったように‥


「美祐は!?美祐の容体は!?」

さっきからずっと興奮している祐也‥

「っくそ‥、なんで、なんで離しちまったんだよ‥俺のくそやろう」
< 243 / 250 >

この作品をシェア

pagetop