隣にいたくて


祐也はあたしの言葉をきいて
抱き着いていた腕をはなし
黙ってしまった

「あ、ご、ごめんなさい」

幼馴染でも大事に思ってくれてるのに
こんなこと言っちゃっダメだよね…

あたし、自分の気持ちと違うからって
何言ってるんだろ

「俺は、お前をただの幼馴染となんか思ったことない」

「えっ…!?」

「ずっとずっと前からお前の事好きなんだよ」

祐也は呟くようにそういうと
もう一度私を抱きしめた

「なっ…」
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