隣にいたくて
でも祐也?そんなのずるい
それは美祐が祐也の彼女になった
宿命でしょ?
だまっておく、そんなのずるくない?
二人だけ幸せになるのずるくない?

「え、あぁわかった。ちゃんと守ってあげなよ」

心に浮かぶ黒い感情を
取り払うように
とりあえず祐くんに
にこっと笑いかけると
先に進んでいた美祐の元へいそいだ


「二人ともなにしてるのー!おそいぞー!おいてくよー!」


「今行くよー!」

この時からだろう

美祐に対しての黒い感情が
やまなくなってしまったのは
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