隣にいたくて
だけど…
どーやらその考えが甘かったらしい

朝練も終わり
一時間目の授業のため
教室にもどるとそこに美祐の姿はなかった

かわりにあかりたちと楽しそうに話している
華がいた

「はなー?美祐しらね?」

あかりたちといるなんて珍しいな
とおもいながら華にといかけると

とっさに横にいたあかりたちが
「はなはな!うちらトイレいきたい!
はやくいこー!」

とはなの腕を引いて教室を出て行ってしまった

なんだよ…あいつら

しばらくしてあかりたちは帰ってきたが
そのまま一時間目の授業がはじまっても
美祐が戻ってくることはなかった




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