隣にいたくて
「俺はお前から離れないからさ…」

あたしの耳元でそういうと
今度は軽くキスをして
ベンチに腰掛ける

ブルルブルル

それと同時にタイミングよくポケットで
携帯がなった

「お父さん…?」

携帯の画面にはなぜか父の文字が…
二人で住んでからはほとんど会話もせず
ろくに顔も合わせることもなかったのに
急にどうしたんだろう

「ちょっとごめん」

「おう!」

祐也に1言かけてから電話にでると

「美祐、?美祐たいへんなんだ!お父さんな!宝くじ500万あたったんだよ!500万!」
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