それを愛と呼ぶのなら
あとがき



最後までお読みいただき、ありがとうございます。そしてお疲れ様でした。


この作品は、昔書いた【僕等の世界を狂おしく壊して】という作品のリメイク版です。と言っても設定以外はほとんど変えてしまっているので、リメイクと呼んでいいのか怪しいところですが。

上記の作品をご存知の方がいたら、すごいなぁ。かなり前のものなので、いらっしゃったらとっても喜びます私。

最高にドロドロで(何度昼ドラかよと思ったことか)完全に私の自己満足で書いたお話でしたが、楽しんでいただけてたら嬉しいです。



“孤独なふたりの最後の物語”が、ふたりの逃亡劇のテーマでした。実際、あんまり逃亡してませんが。


愛を知らなかった葵と、不器用で真っ直ぐな愛を持った真尋。

“愛”の捉え方はそれぞれだと思います。

私自身まだガキンチョで、愛が何だとか大きいことは言えません。

でもきっと、その人の傍を離れて幸せを祈る愛もあると思うのです。


もしかしたら、読んでくださった方の望んだラストではないかもしれません。

もっと幸せで溢れた終わりもあったかも。

でも、これがふたりなりのハッピーエンドなんだろうと思います。


手を伸ばしたふたりがこれから辿る、きっと幸せな未来を、それぞれに描いてやってください。

それでは。


'17.04.15
姫亜。



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