不完全少女の毎日
不完全少女は血がお好き
5時間目は体育。
ベルが鳴り、仕方なく私は斧をしまった。
檸檬は白目を向いてゼエゼエ言ってる。
心配しなくても殺さないのにね。
さ、体育体育。
今日はなーにっかなあ
「今日はサッカーを行います。」
体育教師の浦沢。通称UMA。
理由は馬みたいな顔だから。
でも馬じゃ可哀想だからちょっとオシャレにUMAって訳
「男女混合でチームを作るように!」
混合…混合ですって?
生きてて良かった!
「零くううううん!!!!」
くそっどこにいるんだ…
檸檬が私の体操着をクイッと引っ張る。
零君は既に部活のサッカーメンバーとプラス陰キャでチームを作っていた。
「U…じゃなくて浦沢先生!私もここのチームがいいです!」
ビシッと零君のチームを指差した。
私ったらかっこいい!
「お前は運動神経良かったよな?」
「ん?…良くは無いですよ」
「さっき葵を追いかけてたじゃないか!あの走りは素晴らしい」
檸檬…またお前か…