強面の君







思わず嬉しくて泣きそうになりながら顔を上げると、







「あっ、わりい。言いすぎた」






私が怖くて泣きそうになっているとでも勘違いしたんだろう。






そうバツが悪そうに言って自分のしていたマフラーを私の首に巻きつけた。








あったかい













まーくんの体温がのこるそれは心も同時に暖かくしてくれた。
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