強面の君








顔色の悪い顔をしながらも明らかに目をそらして言うみずほに菜々子は呆れたように言う。











「・・・自覚はあるのかわからないけどあんた隠し事下手だから」










ビク















不自然にみずほの体が震える。









「答えないの。じゃあ質問を変えるけど、なんで朝から手島くんを避けてるの?」







「ひっ、」








変な声が出た。











「なななななんでわかって!?」














「いや、あんたの朝からの挙動不審具合を見れば誰だってわかるから。」










< 31 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop