強面の君









「ゲホゲホ、ひっ、はーはーっはー」








意識が朦朧とするぼやける視界の中でまーくんがあの女の人と一緒にいた光景が思い出される。










楽しそうに話していた二人。








女の方は私がかなわないくらいの可愛い子。





まーくんも嫌がってなかった。









むしろ








(少し笑ってた)










とたん胸が引き裂かれるように痛む。

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