先生、聞いてください。

莉乃の返答に、困ったような表情をしつつも、

「...そ、そう!じゃあ次の人!」
と担任は言葉を繋いだ。

(面倒だな...)

莉乃は、担任には勿論、クラスメイトにも興味なんてなかった。だからこんな自己紹介の時間なんて無駄。ただ、そう感じていた。

そして自己紹介も終わり、
時間割りや授業について説明があり、
さらに校則の話になった。



< 8 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop