きみに、好きと言える日まで。

「耀太、ありがとうな。班長としての点を200点をやる」

「その200点て、どこに加算されるんスか」

「ん?俺の心の中のポイントだ」

「ははっ。なんかあんまり嬉しくないなー」



サイドミラーに映る耀くん。

肘が邪魔して顔が見えない。



"班長として"

その言葉を否定しない耀くんの心の中も見えない。



耀くん、今、なに考えてる?



嬉しかった。

ありがとう。

好き。



足の痛みも消し去ってしまうくらいの魔法のキスは、あたしに勇気と自信を与えてくれた。



耀くんの後ろ姿を見ながら強く思う。



ヨタロウとマヨルの恋の続きは。


"耀太"と"まひろ"で。


絶対に、ハッピーエンドの恋にする……と。

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