きみに、好きと言える日まで。

よしっ!俺も絶対Bを引いてやる。


頼むぞ、右手!

天に掲げて祈りを込めた。



「耀くんなにやってるの?」

「ちょっとしたおまじない」

「へんなの」



今度はクスッと笑ったまひ。


どんな笑顔も、すべてが可愛い。



「だな」



……俺のものにしたい。




「次ー。男子」



女子が終わり、俺は1番に飛び出してくじを引いた。


残りものになんか福はない。



「おりゃあ!」



これだ!!




……Cだった。



終わった。


ガックリと肩を落とす。

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