唯一の愛をキミに【完】
「えっ…?ごめん、唯。もう一度、説明してくれるか?」
「だからね…。高井くん、息子がいるの」
「はぁ!?」
久々にこんなに大声を出して驚いたけれど、そんなの気にしていられない。
「実はね…」
唯が休みの日にスーパーに買い物に行ったら迷子を助けたらその子が本城の子どもだったというのだ。
しかも、本城から引っ叩いたお詫びに本城の子どもを連れて動物園に行ってほしいと言われたそうだ。
「断るんだよな?もちろん」
もちろん、という言葉を強調したけれど唯は首を横に振った。
「最初は断ったんだけど、レオくん…高井くんの子どもね、あんなに小さいのに高井くんにわがまま言わないの。本当は動物園だって行きたいんだろうけど」
唯のその言葉を聞いて自分の感情だけで拒否をした自分が恥ずかしくなった。
唯は誰よりも他人優先で、自分が何をされたかなんて2の次にするような子。
そんな彼女だから付き合っていきたいんだ。
「動物園、俺も行くよ」
「うん!上原くんも一緒に、ってそういう条件で行くことを決めたの」
俺も一緒、か…。
その言葉が何より嬉しかった。
「だからね…。高井くん、息子がいるの」
「はぁ!?」
久々にこんなに大声を出して驚いたけれど、そんなの気にしていられない。
「実はね…」
唯が休みの日にスーパーに買い物に行ったら迷子を助けたらその子が本城の子どもだったというのだ。
しかも、本城から引っ叩いたお詫びに本城の子どもを連れて動物園に行ってほしいと言われたそうだ。
「断るんだよな?もちろん」
もちろん、という言葉を強調したけれど唯は首を横に振った。
「最初は断ったんだけど、レオくん…高井くんの子どもね、あんなに小さいのに高井くんにわがまま言わないの。本当は動物園だって行きたいんだろうけど」
唯のその言葉を聞いて自分の感情だけで拒否をした自分が恥ずかしくなった。
唯は誰よりも他人優先で、自分が何をされたかなんて2の次にするような子。
そんな彼女だから付き合っていきたいんだ。
「動物園、俺も行くよ」
「うん!上原くんも一緒に、ってそういう条件で行くことを決めたの」
俺も一緒、か…。
その言葉が何より嬉しかった。