唯一の愛をキミに【完】
彼女と俺の片思い
雅也の家庭教師のバイトが終わって家に帰ると母さんが出かける準備をしていた。
「あら、哲、出かけてたんじゃないの?」
「雅也のカテキョのバイトだよ。ってか腹減ったんだけど、母さん出かけるの?」
「パパからごはん食べに行こうって誘われて今から行くとこなの。哲、どこかで食べてくるかと思って何も用意してないわよ!」
なにもって…炊飯ジャーを開けると本当に米粒ひとつすら残ってない。
「ヒナは?」
「ヒナはクラスの子とファミレス行くって言ってさっきでかけたわよ。どうしよう…哲のごはん。そうだ!哲も一緒に行く!?」
勘弁してくれ。
息子の前でも構わずイチャイチャしている夫婦を横目にごはんなんて食べたくない。
「いいよ。デートの邪魔なんかしたら野暮だろ?適当になんか食べるよ」
「わかった。出かけるなら戸締りしっかりね!」
慌ただしく出かける母親を見送りしてキッチンへ行き冷蔵庫を開ける。
「あら、哲、出かけてたんじゃないの?」
「雅也のカテキョのバイトだよ。ってか腹減ったんだけど、母さん出かけるの?」
「パパからごはん食べに行こうって誘われて今から行くとこなの。哲、どこかで食べてくるかと思って何も用意してないわよ!」
なにもって…炊飯ジャーを開けると本当に米粒ひとつすら残ってない。
「ヒナは?」
「ヒナはクラスの子とファミレス行くって言ってさっきでかけたわよ。どうしよう…哲のごはん。そうだ!哲も一緒に行く!?」
勘弁してくれ。
息子の前でも構わずイチャイチャしている夫婦を横目にごはんなんて食べたくない。
「いいよ。デートの邪魔なんかしたら野暮だろ?適当になんか食べるよ」
「わかった。出かけるなら戸締りしっかりね!」
慌ただしく出かける母親を見送りしてキッチンへ行き冷蔵庫を開ける。