唯一の愛をキミに【完】
「上原くん、ここって…」
「知ってる?和食屋さんなんだけど、親戚の叔父さんが経営してるんだ」
緊張ぎみの唯の手を引いてお店に入ると顔見知りの女将さんが出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ。あら、哲くん。久しぶりですね。今支配人呼んできますね」
「こんばんは、女将。あぁ、いいですよ。叔父さん、忙しいだろうから」
夕飯時のこの時間、客は俺たちだけじゃないしオーナーの立場である叔父さんは慌ただしいだろうからそれを断った。
「そうですか?ではお部屋へご案内しますね」
女将に案内された部屋は小さな坪庭のある純和風な個室。
障子を開けると見える坪庭には小さいながらも池があり鯉が自由に泳いでいる。
「上原くん!凄いよ、凄いよ!」
唯はこういう和な自然の景色が好きだから、お店を決めるとき真っ先に叔父さんのこの店を思い出した。
「知ってる?和食屋さんなんだけど、親戚の叔父さんが経営してるんだ」
緊張ぎみの唯の手を引いてお店に入ると顔見知りの女将さんが出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ。あら、哲くん。久しぶりですね。今支配人呼んできますね」
「こんばんは、女将。あぁ、いいですよ。叔父さん、忙しいだろうから」
夕飯時のこの時間、客は俺たちだけじゃないしオーナーの立場である叔父さんは慌ただしいだろうからそれを断った。
「そうですか?ではお部屋へご案内しますね」
女将に案内された部屋は小さな坪庭のある純和風な個室。
障子を開けると見える坪庭には小さいながらも池があり鯉が自由に泳いでいる。
「上原くん!凄いよ、凄いよ!」
唯はこういう和な自然の景色が好きだから、お店を決めるとき真っ先に叔父さんのこの店を思い出した。