悲しみの舞華(まいはな)
未来side

朝のHR終わると、
『龍道』の副総長の藻神拓人が
クーちゃんに話しかけてきた。


藻神拓人はクーちゃんの
飼っていた猫の事を訊いてきた。


クーちゃんは、すごく暗い顔になった。
何も知らないのは仕方ないけど、
いくらなんでもクーちゃんには辛すぎる。


ついにクーちゃんは
教室をとびだした。


藻神拓人は、頭に?を浮かべていた。
僕は、クーちゃんを追いかけた。
クーちゃんは、屋上にいた。


「クゥ…ちゃん…ど…して…
ふっ…うっ…うっうっ…」


僕はそんなクゥちゃんを
後ろから優しく抱きしめた。


「大丈夫だよ。来魅華、
1人じゃないよ。僕が、湊が、守琉が、
凪が、和也が、『光華』のみんなが
いるから」
< 44 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop