花盗人も罪になる
仕方がないので、紫恵はちょっと控えめに答えることにした。
「決まってるわけじゃないけど……週に1回か2回?」
実際は週に2回の時もあれば4回の時もあるし、一晩で1度じゃ済まない時もある。
さすがにそれはちょっと多いかなと紫恵自身も自覚はしているが、逸樹が好きだから求められるとやっぱり嬉しい。
紫恵の返事を聞いた綾乃は首を大きく横に振った。
「紫恵の思う普通は多分、同じ結婚7年目の主婦から見れば全然普通じゃないと思うよ」
「そうなの?」
「特に子供がいたらなかなかタイミングがなくて、3か月に1回とか半年に1回くらいしかできないこともあるって、同じ7年目の友達が言ってた」
「……そうなんだ……」
いくら仲の良い友人とはいえ、夫婦生活の頻度をさらしてしまった上に、しかも実際はかなり高い頻度だったことを知って、紫恵は無性に恥ずかしくなった。
「心配しなくても紫恵は旦那さんに愛されてるよ。絶対に浮気なんかしないって!」
「だといいんだけど……」
友人たちの目から見ても、紫恵は逸樹に愛されているらしい。
「決まってるわけじゃないけど……週に1回か2回?」
実際は週に2回の時もあれば4回の時もあるし、一晩で1度じゃ済まない時もある。
さすがにそれはちょっと多いかなと紫恵自身も自覚はしているが、逸樹が好きだから求められるとやっぱり嬉しい。
紫恵の返事を聞いた綾乃は首を大きく横に振った。
「紫恵の思う普通は多分、同じ結婚7年目の主婦から見れば全然普通じゃないと思うよ」
「そうなの?」
「特に子供がいたらなかなかタイミングがなくて、3か月に1回とか半年に1回くらいしかできないこともあるって、同じ7年目の友達が言ってた」
「……そうなんだ……」
いくら仲の良い友人とはいえ、夫婦生活の頻度をさらしてしまった上に、しかも実際はかなり高い頻度だったことを知って、紫恵は無性に恥ずかしくなった。
「心配しなくても紫恵は旦那さんに愛されてるよ。絶対に浮気なんかしないって!」
「だといいんだけど……」
友人たちの目から見ても、紫恵は逸樹に愛されているらしい。