【激短】 風
風 ―君恋―

自信・・・

・・・・・・・


アタシの横を風が通り抜ける。


君との思い出。


クシャ


握り締める。


空を見上げる。



そしたら、視界が歪んで来て。


いつものパターン。



君に恋したアタシが悪かったのかな・・・。




それとも、この夏が来たのが悪かったのかな・・・。




白いブラウスの袖で歪んだ視界を直す。




ねぇ。



次に来る夏を過ごせる自信ないけど。



空を見上げて、雲に誓うんだ。



アタシは、強い子。


君が居なくても。





END
→あとがき
< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop